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平成24年8月25日(土)、夏の終わりの朝、我々は池袋防災館の防災体験ツアーにやってきた。
ホームパーティーという、小さな子供連れや家族参加を募ってのアットホームな企画だ。
当日はまだ夏の日差しが強く、蝉が大合唱する中、おおよそ40名弱のメンバーが集まった。
ツアー内容は、消火体験・煙体験・地震体験の三つの体験をするというものだ。
消火コーナーでは、大型スクリーンに映し出される本物さながらの炎に向かって消火活動が体験できる。ここで正しい消火器の使い方が学べる。
煙コーナーでは、煙の性質を学び、煙の中で出口を探しながら避難する体験ができる。建物の中で、もしも煙に巻かれたらどうやって逃げるか?普段の生活ではおおよそ考えもしないことだが、あらためて知識の大切さを思い知らされる。
地震コーナーでは、震度6以上の地震の揺れを実際に体験する。
最後に、大地震で被災した家族を描いた防災映画を見て、概ね二時間のツアーは終了となる。
帰りは、防災グッズ売り場が大盛況で、ツアー前後の意識変化が感じられた。
では、防災について少し考えてみよう。
『災害』の対極にあるのは、果たして何か?私は『日常』ではないかと思う。
災害と日常は裏表で、そこをどう意識するかが『防災』への鍵となる。
我々は普段、いつ災害に見舞われてもおかしくないことを理解しているにもかかわらず、そのことを意識して日常生活をしている人は少ない。
では、実際に『被災』した人々はどうなのだろう。
被災していない人と比べれば、日常生活での意識レベルは格段に高いと思われる。
この『災害』を『日常』の中に意識することが、防災への第一歩であり、もっとも大切なことなのだ。
今回の防災体験ツアーの夜、夢を見た。
まさに、地震の夢だ。
内容は・・・だが、(昼間体験した東日本震災の地震体験)+(防災館で見た映画) それに私の家族状況を乗じた怖ろしいストーリーだ。
つまり、防災体験ツアーに参加して『被災」』を疑似体験することは、アリなのではないだろうか?
次回は、飲んだくれの仲間達ともう一度来てみたいと思ったのはいうまでもない。
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