平成23年度 青年部講演会

投稿日時 2011-11-30 | カテゴリ: 東京青中NEWS

2本だての講演会開催される

 平成23年11月29日(火)、毎年恒例の青年部講演会が参加者約80名を集め、秋葉原ダイビルで開催されました。今回の講演会は初の講演2本だてでの開催。第1部、第2部とそれぞれ約90分の講演となりました。午後5時30分、司会者(東京都ラベル印刷協同組合青年部 北島氏)より開会が告げられ、山辺会長の挨拶の後、早速第1部が開始されました。 

 

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   第1部は「中小企業のBCP対策」と題して、ニュートン・コンサルティング株式会社 代表取締役の副島一也氏にご講演頂きました。3.11東日本大震災を受けての今回の講演、参加者の目は真剣そのものでした。講演はロンドン同時多発テロでの経験談から始まり、BCP(事業継続計画)の国内実施状況などをご説明頂きました。その後、数人ずつのグループに分かれてのミニ演習を実施。用意された3つの大地震シナリオについて考えてみました。ミニ演習の後はBCPの必要性と策定のプロセスや緊急時の対応についての説明に入りましたが、副島氏曰く「オールマイティでマルチなBCPはない。自社独自のBCP策定が必要」とのこと。演習、実行、見直しを定期的に行うことが重要になり、BCP策定は一過性のものであってはいけないということでした。

 

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第1部講師 副島氏 グループに分かれての演習

  

 第2部はカリカチュア・ジャパン株式会社 代表取締役のKage氏による「未来を描き、価値を創る!~経営こそ究極のアート~」が19時15分から開始されました。カリカチュアリスト(似顔絵エンターテイナー)として世界大会優勝やNewsweek誌の「世界が尊敬する日本人100」にも選出された経歴を持つKage氏。講演序盤はアーティスト、カリカチュアリストとしての自身をご説明頂きましたが、内容が進むに連れ、米国から帰国し設立したカリカチュア・ジャパン(株)について話が移り、1経営者としての経営観などをお話頂きました。いかにして似顔絵(アート)を1人でも多くの人に広めるか、その手段を会社組織にすることによって実現していくKage氏の手法は、一見ミスマッチなアートと経営を見事に融合させているものでした。また「絵描きで食べていけることを実証する日本で最初の会社になる」を念頭に進められている経営は、アーティストに数字を扱わせるという不思議な世界とも思えることを実にシステマチック進めているということに参加者は驚いた様子でした。

約1時間20分の講演後、質疑応答の時間を設けたところ、参加者からはアーティストと会社組織のギャップについての質問が多くされましたが、Kageは自信に満ちた口調で一つ一つの質問に応えていました。

 

 

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第2部講師 Kage氏 アートを広めるための経営

 

 

 午後8時45分、第2部が終了。戸島副会長の挨拶で講演会は閉会となりました。 






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